"逆説の十カ条
1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。
2 何か良いことをすれば、
隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
3 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。
4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
5 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
6 最大の考えをもった最も大きな男女は、
最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち殺されるかもしれない。
それでもなお、大きな考えをもちなさい。
7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお。築きあげなさい。
9 人が本当に助けを必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。
10 世界のために最善を尽くしても、
その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
何か今の日本にも、ぴったりくるメッセージなように思えるのは、私の気のせいでしょうか。
文章が命令形なので押し付けがましさを感じられる方もおられるでしょうが、これは以前ご紹介した哲人皇帝マルクス・アウレリウス(共産党のマルクスではなくローマ皇帝)の『自省録』が「おまえは~~すべきだ」というスタイルで語られながら実は他人への説教ではなくアウレリウス自身に向けて書かれたものであるように、キース氏自身が自分のために自分への思いや励ましを込めてリストアップしたものではないかと私は感じます。"